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2023.09.21

母からのプレゼント

母子健康手帳の母体の経過の中には、妊娠週数や腹圧や出血といった様々な情報が記載されていることが分かった。これらが書かれていることによって、妊娠の状態をすぐに把握することが可能となる。そして万が一正常に発達していなかった時も、すぐに発見することができる。発見ができるということは、お腹の中の赤ちゃんだけではなくお母さんの体を守ることにもつながる。そのため、記入漏れなくしっかりと書かれていた。

子どもについてはお腹の中にいるころから小学校に上がる6歳までの記載があった。身長・体重だけではなく、授乳を始めた時から終わったときの記録もあった。これらを見て、自分はしっかりと成長していたのだと感じることができた。6歳を超えても、病院にかかった時や予防接種をした時に母子健康手帳を確認・記載してもらったため、自分を証明する大事なものでもあると感じた。

私は、母子健康手帳は母親からの愛ではないかと考える。私を妊娠した時、きっと母は喜んでくれたと思う。母子健康手帳を受け取り、毎回の定期健診で記載してもらい、生まれてくるのを楽しみにしていたのではないだろうか。無事に生まれてからは、風しん・麻しんなどの予防接種といった多くのやるべき定期健診があったが、愛があるからこそやってもらってきたことなのだろうと感じた。

今までは、母子健康手帳はただの記録という印象だったが、今改めて母子健康手帳のことを考えると、大切に育ててもらったことがよく伝わりすごく嬉しい気持ちになった。母子健康手帳は、母親からの1番最初のプレゼントでもあると思う。私も将来、結婚して妊娠することがあるかもしれない。その時はちゃんと母子健康手帳を受け取り、我が子のためにしっかりと記録を残していきたい。自分の母親に大切にお腹の中で育ててもらったように、私自身も愛をもって向き合いたいと思った。母子健康手帳は親から子へ命をつないでいくもの、そして自分が妊娠した時にも役立つため、これからも大切にしていきたい。

(m)

writerこの記事を書いた人

名前
私の母子健康手帳
所属
愛知みずほ短期大学

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第3-5代学園理事長である瀬木三雄医学博士は、「母子手帳」の発案をはじめ、母子衛生の基礎を築き上げるなど、母子手帳を通して母子の健やかな心と体の成長に大きく貢献しました。 調べ学習を通して母子健康手帳について学び、「私の母子健康手帳」を顧みます。