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2023.09.22

子育てしやすい世の中へ

私が母子健康手帳の内容を初めて見たのは、高校生の時の誕生日でした。しかし、その際も生まれた時間や状態を見ただけで、他のページは詳しく見ることがありませんでした。今回、母子健康手帳について初めて詳しく調べ、これまで知らなかった母子健康手帳の役割や歴史等を知ることができました。

調べている中で一番驚いたのは、母子健康手帳が日本だけでなく、外国でも使われているということです。日本から始まった母子健康手帳が外国でも重宝されていると知り、とても誇らしい気持ちになりました。それと同時に、出産し子どもを育てることが今より命懸けで大変であった時代に母子健康手帳を作り、多くの命を救っていた人たちは、本当に偉大だなと思いました。また、母子健康手帳は完成したのではなく、今も様々な人の声によって内容の追加や見直しがあったり、地方によっては母子健康手帳という名前ではないところもあったりと、現在もより良いものへと進化を続けています。その姿勢は、母子健康手帳を作り上げた人たちの気持ちが受け継がれているように感じました。こうして受け継がれてきたもののおかげで、今の私たちがあるのだなと思います。

そして、歯が生えてきた日や初めて子どもが発した言葉など、家族にとっての大切な記念や日常の些細な記録は、子どもが順調に育っているかの目安になり、子どもにとっては、かつての好きな遊びや親がどのようにして自分を育ててくれたのかを成長してから知ることができる嬉しいものであると思います。母子健康手帳を書いておくことは、そのうち忘れてしまう日常を数年後、数十年後に感じられるので、とても良いと感じました。後から見返したときに、子どもの成長についての事柄がすぐに把握できたり、保護者の負担が少しでも軽くなるような内容を記載していたりと、子育ての大変な部分を軽減できるような工夫がされているので、昔に比べて子育てがしやすい世の中へと進んでいるように思います。

(m)

writerこの記事を書いた人

名前
私の母子健康手帳
所属
愛知みずほ短期大学

フリーワード

第3-5代学園理事長である瀬木三雄医学博士は、「母子手帳」の発案をはじめ、母子衛生の基礎を築き上げるなど、母子手帳を通して母子の健やかな心と体の成長に大きく貢献しました。 調べ学習を通して母子健康手帳について学び、「私の母子健康手帳」を顧みます。