母子健康手帳について調べる中で、第二次世界大戦真っ只中の1942年に母子健康手帳ができたという事を知り驚きました。そして、母子健康手帳を一人で作り上げ世界に先駆けた瀬木先生は、すごい人だと感じました。母子健康手帳を持っていれば、優先的に配給を受け取ったり、妊娠中にとても大切な医師の診断も優先的に受けたりできます。第二次世界大戦中でも、しっかり妊婦さんに配慮されていたことは素敵な事だと思いました。
また、児童福祉や母子保健に関する法律や、施設や社会全体情勢など、様々な物事の変化と経験を経ながら内容が改正され、手帳の名称も「妊産婦手帳」から「母子健康手帳」へと変わっていった事が分かりました。今から約80年前の人が母子健康手帳を作り、そこから改正を重ねて現在の母子健康手帳となり、今では世界各地に広まっています。世界中の妊婦さんの産前、産後の役に立っていると考えると、瀬木先生の作った母子健康手帳はとてもすごいものであり、歴史に残るものなのだと思いました。何度も母子健康手帳の内容が変わっていると知り、細部までしっかり考えられているのだと感じました。
最後に、母子健康手帳の役割について調べました。主な役割は三つあり、一つ目は、子供の健康状態や予防接種の履歴を記録し生涯に渡って健康管理をすること、二つ目は、産後の経過や発育発達の状態などを把握すること、三つ目は、健診の多くを公費の補助で受けることです。母子健康手帳の歴史や役割を調べた結果、母子の気持ちが考えられた手帳であることが分かりました。このような素敵な手帳を作った瀬木先生の学校に通っていることをとても誇りに思います。