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2023.09.28

日本が生んだ母のためのお守り

私は今まで母子健康手帳の存在だけ知っており、その内容や役割などは詳しく知りませんでした。しかし、今回調べて驚いたことや学ぶべきことがたくさんあり、母子健康手帳について以前より知ることができました。

まず初めに、歴史についてです。1942年に妊娠中の女性に優先的に配給を保証し、また医師の診察を受けることを促すために母子健康手帳の前身となるものが発足したことに関して、私は日本の母への想いの強さが形になったのだと感じました。今では妊娠中から始まるサポートは当たり前になりつつありますが、この母子健康手帳が日本でできたからこそのサポートだと思います。逆に母子健康手帳ができる以前は、妊娠確定時と出産時に診察を受けるだけというのが一般的であり、妊娠中のケアという概念が乏しく、出産が無事であれば良いという状況だったそうです。妊娠中にどのようなケアをしたら良いのか、赤ちゃんが今どのように成長しているのかが分からないと、私には健康な赤ちゃんを産むことに自信が持てないと感じました。そのため、母子健康手帳ができたことにより、妊娠中の不安が大いに軽減されたであろうと思います。

次に、母子健康手帳の内容についてです。手帳には、妊娠中に起きる病気や感染症について注意すべきこと、食事と栄養についてのアドバイスなどが載っています。これについて私は、母親にとって母子健康手帳というのはお守り代わりの存在になっているのかなと思いました。なぜなら、妊婦だからと言って常に病院にいたり、何かあった時にすぐに病院にかけつけたりすることができるわけではないので、手帳に書いてある情報を見ることで、一人でも安心安全な行動が取れると思うからです。子供の健康と向き合うためのものとなったり、様々な記録をして思い出となったりするため、母子健康手帳というものは、子供を育てていく上で必要不可欠なものであると実感しました。また、母子健康手帳は日本で作られたものですが、その重要さから日本だけでなく世界中にまで広がり使われるようになったのだと思います。もし将来私が母親になった時は、上手く活用していきたいです。

(ぴよ)

writerこの記事を書いた人

名前
私の母子健康手帳
所属
愛知みずほ短期大学

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第3-5代学園理事長である瀬木三雄医学博士は、「母子手帳」の発案をはじめ、母子衛生の基礎を築き上げるなど、母子手帳を通して母子の健やかな心と体の成長に大きく貢献しました。 調べ学習を通して母子健康手帳について学び、「私の母子健康手帳」を顧みます。