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2023.09.28

母子健康手帳が繋ぐその想い

私は、今まで母子健康手帳についてあまり詳しく知らなかった。しかし、今回の課題に取り組むにあたって母子健康手帳について調べることになり、自分がどのような乳幼児だったのか改めて知ることができた。そして、普段あまり調べることのない母子健康手帳の歴史、名前や内容の変遷、役割にも興味を持ったため、調べることにした。

母子健康手帳は今からおよそ80年前に作られていて、もしかしたら私の祖父母も持っていないかもしれないことが分かった。そして、昔から「母子健康手帳」という名前であったわけではなく、母子健康手帳ができた当時は「妊産婦手帳」と呼ばれていたことにも驚いた。妊婦や保護者が妊娠中や出生時、誕生日などの折々にその時の気持ちが記録でき、家族の子育て期の記録や子育て支援ツールとして活用できるということは以前から知っていたが、その他にも沢山の役割があった。例えば、妊娠期から乳幼児期までに必要な知識の提供だ。雑誌やインターネットなど子育てに関する情報が溢れる中、妊娠、出産や子育てに関する信頼のできる情報を受け取ることができる。さらに、妊婦検診や乳幼児健診などの各種検診、保健サービスを受けた時の記録や予防接種の接種状況を一冊に集約することができるため、家族と保健医療スタッフがこれまでの経緯を把握するための役割も果たしている。改めて母子健康手帳の凄さを知ることができた。

今回母子健康手帳を調べたことで、記録することの大切さを知ることができて本当によかったと強く思った。将来保育士になったら、必ず毎日の出来事や園児たちの様子を記録し、保護者に伝える必要がある。そのため、授業や実習などの記録がしっかり書けるよう、残りの学生生活約一年半頑張りたいと思った。

(R)

writerこの記事を書いた人

名前
私の母子健康手帳
所属
愛知みずほ短期大学

フリーワード

第3-5代学園理事長である瀬木三雄医学博士は、「母子手帳」の発案をはじめ、母子衛生の基礎を築き上げるなど、母子手帳を通して母子の健やかな心と体の成長に大きく貢献しました。 調べ学習を通して母子健康手帳について学び、「私の母子健康手帳」を顧みます。