母子健康手帳は、太平洋戦争中の1942年(当時は妊産婦手帳)から使われていて、約80年の長い歴史があるなど、初めて知ることが沢山ありました。母子健康手帳を使う妊産婦でも知らないことを学べる良い機会になりました。母子健康手帳ができたことによって、妊産婦へのケアやサポートが手厚くなり、命を育むことの重大さや大変さを認知させることが出来るようになったのかなと思いました。
母子健康手帳を母子手帳と呼ぶことが多いですが、略して読んでいるのではなく、過去に母子手帳という名称だったことを知りました。母子健康手帳よりも呼びやすく馴染みがあるため、今でも母子手帳と呼ばれているのだろうと思いました。
母子健康手帳について調べていると、父親の育児参加を促せるよう父親が記載できるページを増やし、親子手帳という名称に変更すべきなどの声が上がっているという記事を見かけました。私は、今現在の母子健康手帳の中身の大半が、子どもの成長記録や予防接種の記録なので、別で日記帳を渡すなどの処置でいいのではないかと思います。自分の母子健康手帳も結構な分厚さで、カバンに入れるとかさばりますし重いので、これ以上ページを増やしたら持ち運びが大変になると感じます。これまでも細かい内容の追加があり便利になっているのは分かりますが、ただでさえ命を抱えて生活しているのに、さらに荷物を重くするのが負担を増やしているように感じます。どこへ行くにも家族がいるならば荷物を持ってもらうなどで負担は少なくなりますが、四六時中一緒にいることは難しいので、必要な記録以外は別の冊子を用意してそちらに記録するという対応でも良いと私は思います。ただ、名称の変更には賛成です。市役所で母子健康手帳を貰うことにより、母親のみならず父親にも親になる当事者意識を持ってもらうという面では、名称変更による効果があると思います。
(I.M)