母子健康手帳について、妊娠・出産時のみならず、その後の子どもの健康記録と情報を書き残すことができるのがとても良いと感じました。そして、子どもが成長した時に、どの予防接種を受けたことがあってないのかを一目見ただけで確認することができるのも便利なポイントです。手帳には、子どものことだけでなく、保護者の健康状態のことも書いてありました。
その他にも、健康診断の際に子どもの様子を見ながら答えていくアンケートや、困った時のためのアドバイス、歯の健康についてのページまでありました。母子健康手帳には、色々なことが分かりやすく書いてあり、今まで気づくことのなかった凄さを知ることができました。
母子健康手帳の歴史は、第二次世界大戦中の1942年まで遡ります。妊娠中の女性に優先的に配給を保障し医師の診察を受けることを促すため、母子健康手帳の前身である「妊産婦手帳制度」が発足されました。そしてそれを生んだのが、学園理事長・短期大学長・校長に就任した瀬木三雄医学博士です。瀬木三雄医学博士が手帳を作ってくれたおかげで、現在の母子健康手帳ができあがり大勢の人が使用できています。もし手帳がなければ、子どもや保護者の記録をどのように残していたのだろうと想像すると、改めてその必要性を実感しました。
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